【徹底比較】クラウド録画 vs SDカード録画|コストと「確実な証拠」の選び方

防犯カメラを設置する際、多くの人が悩むのが録画データの保存方法です。

クラウド録画とSDカード録画、どちらを選ぶべきか。

月額料金を払い続けるのか、それとも買い切りで済ませるのか。

さらに重要なのは、万が一のとき「確実な証拠」として使えるかという点です。

盗難や破損のリスク、長期的なコストを踏まえて、あなたの運用に合った保存方法を見つけましょう。

クラウド録画とSDカード録画、何が違う?

クラウド録画は、撮影した映像をインターネット経由で外部のサーバーに保存する方式です。

カメラ本体が壊れても、データは別の場所に残ります。

一方、SDカード録画は、カメラ内部のSDカードに直接保存する仕組み。

ネット環境がなくても使えますが、カメラごと盗まれたり壊されたりすると、データも失われます。

最近では両方を併用できるハイブリッド型の製品も登場しており、用途に応じて選択肢は広がっています。

初期費用は安くても、長期では逆転する

SDカード録画は一見コストが低く見えます。

カメラ本体とSDカードを買えば、それ以降の追加費用はほぼ発生しません。

しかし、SDカードには寿命があります

書き込み回数に上限があるため、24時間録画を続けると数年で交換が必要です。

メーカーによると、高耐久モデルでも定期的な買い替えが前提となっています。

対してクラウド録画は月額課金。

毎月数百円から千円程度のコストが続くため、5年使うと総額で数万円に達します。

初期の安さだけで判断せず、運用期間全体で計算することが重要です。

長期利用を前提にするなら、どちらが実際に安いのか、事前に試算しておきましょう。

「確実な証拠」を残せるのはどちら?

防犯カメラの最大の目的は、トラブル時に証拠を残すこと。

ところが、保存方法によっては肝心なときに映像が残っていないというリスクがあります。

保存期間と発覚タイミングのズレ

SDカード録画は容量が限られるため、古いデータから順に上書きされます。

一般的な64GBのSDカードで1週間程度、大容量でも数週間が限界です。

問題は、トラブルに気づくまでに時間がかかるケース。

窃盗や器物損壊が発覚したときには、すでに映像が消えていた——という事例は少なくありません。

クラウド録画は日数単位でプランが設定されており、7日間、30日間、90日間など選べます。

長期保存が必要なら、クラウドのほうが安心といえるでしょう。

物理的な破壊リスク

SDカード録画のもう一つの弱点は、カメラ本体と運命を共にすること。

屋外設置や無人現場では、カメラごと持ち去られたり壊されたりすれば、証拠も消えます。

クラウド録画なら、カメラが破壊されても映像はサーバーに残ります。

ただし、ネット回線が切断されると録画できないため、完全に安心とは言えません。

最も確実なのは併用です。

コストは上がりますが、どちらか一方が失われても、もう片方でカバーできます。

どちらを選ぶべきか?用途別の選び方

用途おすすめ理由
自宅の玄関・駐車場SDカード低コストで導入しやすい。ただし保存期間に注意
店舗・事務所クラウド or 併用万引き・従業員トラブルなど、長期保存が必要
屋外・無人現場クラウド物理破壊リスクが高く、遠隔確認も便利

住宅向けなら、初期コストを抑えられるSDカード録画が現実的です。

ただし、容量と保存日数を確認し、必要なら大容量SDカードを選びましょう。

店舗や事務所では、証拠性を重視すべきです。

トラブル発覚までに時間がかかることを想定し、クラウドで長期保存するか、併用で冗長化を図りましょう。

屋外や無人現場は、盗難・破壊リスクが最も高い環境。

クラウド録画にしておけば、カメラが壊されても映像は残ります。

ただし、通信費が別途かかる点には注意が必要です。

まとめ:コストと証拠性、両方を見極める

クラウド録画とSDカード録画、どちらにも一長一短があります。

初期費用を抑えたいならSDカード、長期保存と安全性を重視するならクラウド

そして、絶対に証拠を失いたくないなら、併用という選択肢もあります。

大切なのは、「安いから」「便利だから」という理由だけで決めないこと。

トラブルが起きたとき、本当に証拠が残る仕組みになっているか——そこまで考えて選びましょう。

あなたの環境と予算に合った保存方法を見つけ、確実に映像を残せる体制を整えてください。