インターネットにつながる防犯カメラを使い始めるなら、まず型番と取扱説明書を確認し、初期パスワードのまま使っていないか調べましょう。アプリとカメラ本体で設定するアカウントが別の製品もあるため、画面名を推測せずメーカーの案内に沿って確認します。
IPAはネットワークカメラなどの初期パスワードを変更するよう注意を促しています。初期認証情報の放置は、映像を意図せず見られたり機器を不正に使われたりするリスクを高めます。変更だけで安全が完成するわけではなく、製品の更新状況も確かめる必要があります。
設定が分からないときは、無理に初期化やネット公開設定を試さず、型番を控えてメーカーへ相談してください。録画や接続が止まるおそれがあるため、この記事は機種共通の確認順に絞り、個別の操作は公式説明書に委ねます。
防犯カメラの初期パスワードをそのまま使うリスク
ネットワークカメラには、製品の管理画面に入るための認証情報がある場合があります。IPAは、初期設定で汎用的なログイン情報を使うIoT機器が不正侵入に悪用された事例と、映像が意図せず公開された事例を紹介しています。2016年に公表された事例であり、現在の被害件数を示すものではありません。
機器にアカウント設定があり、初期パスワードのままなら、メーカーの手順で変更してください。他のサービスで使っている文字列を流用せず、推測されにくいものにします。IPAのネットワークカメラへの注意喚起も、長く複雑な設定と使い回しを避けることを勧めています。
- 説明書に書かれた初期ID・パスワードを変更済みか確かめる。
- 同じパスワードを別のサービスや家族の共有アカウントに使わない。
- 変更した情報をカメラ本体や箱へ見える形で貼らない。
カメラ本体とアプリで変更先を確認する順番
変更先は製品によって違います。カメラの管理者ID、スマートフォンアプリのログイン、クラウドサービスのアカウントが同一とは限りません。まず型番を本体表示や購入書類で確かめ、メーカーの公式説明書で「アカウント」「管理者」「セキュリティ」の項目を探します。
次に、現在使っているアプリとカメラ本体の認証がどのようにつながるかを確認します。メーカーが初回設定時に独自パスワードの作成を必須にする機種もあるため、すべての機種に共通の初期パスワードがあるとは考えないでください。変更の対象が分からなければ、型番と画面名を控えてメーカーへ尋ねます。認証情報そのものを第三者に送る必要はありません。
下の図は、型番を調べ、対象の認証情報を変更し、メーカー公式の更新を確認する順番です。実際のボタン位置は機種で異なります。

防犯カメラの更新とサポート期限を確認する方法
パスワードを変えた後は、メーカー公式サポートで、同じ型番に更新情報があるか、アプリと機器のどちらを更新するのか、サポート期間が続いているかを確かめます。IPAのネット接続製品の安全な選定・利用ガイドは、メーカーサイトの定期確認とアップデートを勧めています。
更新ファイルや操作方法はメーカーの案内から確認し、出所の分からないファイルを入れないようにします。更新作業で録画や接続が一時的に止まる場合もあるため、必要な映像があるなら取扱説明書で保存方法を先に確認してください。アプリだけ更新しても機器側の更新が済むとは限りません。
メーカーがサポートを終えたアプリ・機器については、別記事で買い替え判断を詳しく扱っています。ここでは導入時の認証設定と、公式更新を確認する習慣に範囲を絞ります。
設定項目が見つからない・変更できない場合の相談先
パスワードの変更項目が見当たらなくても、すぐに機器を工場出荷状態へ戻す必要はありません。メーカーの公式説明書で型番とソフトウェア版に対応した方法を確認し、それでも分からないときはサポート窓口へ問い合わせます。購入店や設置業者に依頼した機器なら、管理者設定の担当者も確かめてください。
IPAのガイドは、更新方法が分からない場合にメーカーへ尋ねることを勧め、更新できない場合はメーカーの回避策、ネットから切り離す利用、必要に応じた買い替えを挙げています。「変更できない=すぐに侵入された」とは断定せず、製品の設計とサポート状況を確認して判断します。
- 出所の分からない更新ファイルをダウンロードしない。
- 設定が分からないままルータのポート開放などを試さない。
- 録画データや設定を確かめず、安易に初期化しない。
家族共有の権限と初期設定を混同しないために
カメラを家族で使うときは、初期パスワードの変更と、誰が映像を見るかという権限設定を分けて考えます。共有用アカウントを作れる製品なら、メーカーが用意した機能を使い、管理者のパスワードをそのまま配らない方法を確認してください。製品に共有機能がない場合は、無理に同じ認証情報を使い回さずメーカーへ相談します。
家族ごとの閲覧権限や録画保存の決め方は、関連記事にまとめています。防犯カメラを安全に使い始めるここでの主題は、初期認証情報と公式更新を確認することです。
防犯カメラの安全な初期設定は型番と公式案内の照合から
ネットワーク防犯カメラでは、型番と公式説明書を確かめ、対象のアカウントが初期状態のままかを確認します。変更できる認証情報は使い回さずに更新し、機器とアプリの更新情報、サポート期限もメーカーの公式案内で確認してください。
設定先が見つからない、古い機器で更新できないといった場合は、認証情報や映像を共有する前にメーカーへ相談します。IPAのガイドを確認しつつ、実際の操作は自分の型番に合う説明書に従いましょう。

