【決定版】防犯カメラ「赤外線 vs カラー夜間」徹底比較!夜間の失敗しない選び方

防犯カメラを選ぶとき、「夜間でもしっかり映るか」は最重要ポイントです。

しかし、いざカタログを見ると「赤外線対応」「カラー夜間撮影」といった言葉が並び、どちらを選べばよいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

実は夜間撮影の方式によって、映る内容や使える環境が大きく異なります

この記事では、防犯カメラの赤外線撮影とカラー夜間撮影の違いを徹底比較し、失敗しない選び方を解説します。

赤外線とカラー夜間、何が違う?

防犯カメラの夜間撮影には、大きく分けて2つの方式があります。

赤外線撮影(IRモード)は、人間の目には見えない赤外線を照射し、その反射をカメラが捉える仕組みです。一般的に850nmや940nm帯の赤外線LEDが使われ、完全な暗闇でも撮影できるのが特徴。ただし映像はモノクロになります。

一方カラー夜間撮影は、高感度センサーと可視光(白色LED)を組み合わせ、夜間でもカラー映像を維持する方式です。大口径レンズや裏面照射型センサー(BSI)といった技術により、わずかな光でも色を捉えられます。

つまり本質的な違いは、完全な暗闇に対応するか、色情報を重視するかという点にあります。

それぞれの強み・弱み【比較表】

赤外線撮影カラー夜間撮影
映像の色モノクロカラー
完全暗闇○撮影可能×一定の光が必要
識別性△形状のみ○服装・車の色など詳細
安定性○天候に強い△霧・雨で白飛びしやすい
光害○なし(赤外線は不可視)△近隣への配慮必要
虫の寄り△やや寄る○○寄りやすい
コスト比較的安価やや高め

赤外線撮影の特徴

暗闇対応と安定性が最大の強みです。照度がゼロの環境でも撮影でき、悪天候にも比較的強いため、倉庫や地下駐車場など完全に照明のない場所で力を発揮します。

一方、弱点は色が分からないこと。不審者の服装や車の色を特定したい場合には不利です。また、霧や雨の日は赤外線が水滴に反射して白飛びすることがあります。

カラー夜間撮影の特徴

色情報が残るため、人物や車両の識別性が格段に向上します。犯人特定や証拠性を重視するなら、カラー夜間が有利です。また、AI解析機能を使う場合も、色情報があることで精度が高まるとされています。

ただし一定の光が必要という制約があります。街灯や門灯などがある場所でないと十分な性能を発揮できません。また可視光を照射するため、近隣への光害や虫の寄りつきにも配慮が必要です。

失敗しない選び方の3つの考え方

1. 設置場所の照度で判断

最も重要なのはどれだけ光があるかです。

街灯や門灯がある住宅玄関、駐車場ならカラー夜間が有効。服装や車の色を確認したいニーズにも応えられます。

一方、倉庫・資材置き場・完全に消灯する店舗バックヤードなど、照明がほぼゼロの場所では赤外線一択です。カラー夜間では映像が真っ暗になってしまいます。

2. 目的で選ぶ

抑止効果を重視するならカラー夜間が向いています。可視光が点灯すること自体が「監視されている」という心理的プレッシャーになるためです。

安定した監視が目的なら赤外線が有利。誤検知が少なく、メンテナンスの手間も抑えられます。

広い屋外エリアの場合、全体を白色光で照らすのは非現実的なため、赤外線を主体にしつつ、玄関など重要箇所だけカラー夜間という組み合わせも有効です。

3. 仕様より「感度とレンズ」を見る

カタログの画素数だけで判断するのは危険です。むしろ高感度センサーと大口径レンズの組み合わせが夜間性能を左右します。

メーカーによると、高画素化すると1画素あたりの受光量が減り、夜間のノイズが増える場合もあるとのこと。最低被写体照度(lx値)やF値といったスペックにも注目しましょう。

よくある誤解と注意点

「カラー夜間なら万能」は誤解です。一定の光がない環境では性能が発揮できず、結局赤外線モードに切り替わる機種も多くあります。

また仕様表の数値は条件次第という点も要注意。最低被写体照度やIR照射距離は、測定条件がメーカーごとに異なるため、実際の環境での性能とは差が出ることがあります。購入前に実機レビューを確認するか、デモ機で試すのが確実です。

まとめ:環境と目的に合った選択を

防犯カメラの赤外線とカラー夜間、どちらが優れているかは設置環境と目的次第です。

完全な暗闇や安定重視なら赤外線照明があり識別性を求めるならカラー夜間と覚えておけば、大きな失敗は避けられます。

迷ったときは、まず設置場所に「どれくらい光があるか」を確認してみてください。その答えが、最適な選択への第一歩になるはずです。